花粉などの飛散物も、肌トラブルの原因に
冬シーズンもいよいよ終盤。一歩、一歩近づいてくる春の訪れにワクワクする時期ですよね。一方、「春先ってナゼか苦手…」、「花粉の影響が心配…」、「最近なんだかグズグズし始めて、気持ちも沈んじゃう!」という人も多いのではないでしょうか?
春を控えた時期に気をつけたいのは、“グズグズ症状”だけではありません。実は、花粉やさまざまな飛散物によって、肌も知らず知らずダメージを受けているということにも注目を。「そういえば季節の変わり目って、いつも肌がなんとなく不調…」。そう感じている人は、季節に合わせた肌ケアができていないのかも。特に、肌に“たっぷりの水分補給”がしっかりできているか見直してみる必要アリ!
そこで今回は冬~春にかけた季節の変わり目特有の肌不調の原因を探りながら、春本番前の肌トラブル予防策を徹底解説していきます。たっぷりの水分補給でうるおいにあふれた肌を叶えて、明るい春を迎えてくださいね。
2月~3月に注意したい外的刺激。肌への影響は?
春の訪れ前の時期は大気中の飛散物がいっぱい
春を目前に控えた2~3月は花粉をはじめ、肌にダメージを与えやすいさまざまな刺激物質が飛散中なんです!
飛散物の種類は大きく、粒子状とガス状の物質の2つに分けられます。主な粒子状の刺激物質は、みなさんにもおなじみのスギ花粉や黄砂、PM2.5など。一方、ガス状の刺激物質とは、さまざまな肌トラブルの原因となる「活性酸素」の一種で、大気汚染の原因ともいわれる硫黄酸化物や光化学スモッグなどが挙げられます。これらの汚染物質は、老化の原因といわれる「酸化ストレス」を肌に与える原因にもなるといわれています。
日本に飛来する黄砂の多くはゴビ砂漠からの砂嵐が起源だといわれており、特に春の時期に観測されることが多いようです。またPM2.5は、粒子状・ガス状物質問わず、さまざまな物質による集合体だといわれています。天気予報でも値が発表されているので、チェックしている人も多いのではないでしょうか?春は特に、その値が上昇傾向にあります。
外的刺激が肌ゆらぎやトラブルの引き金に…!?
みなさんは、“春先はゆらぎ肌になりやすい”といったフレーズに聞き覚えがありませんか?実際、春先の季節の変わり目は、“なんとなく肌不調”を感じている人が多いよう。実はその大きな一因が、花粉などのさまざまな飛散物だといわれているんです。
肌に付着した花粉や黄砂は、それが肌への直接の刺激にもなり得ます。肌を掻いてしまうと炎症を起こしやすくなり、肌トラブルを招いてしまうことがあります。より敏感な人はアレルギー性皮膚炎を引き起こしてしまうことも…。
なかでも黄砂やPM2.5は、大気中のさまざまな物質に汚染されていることが多いため、肌の炎症の原因となる「活性酸素」を含んでいることもあります。活性酸素とは、いわば、からだに対するサビのようなもの。酸化ストレスとして肌に炎症を起こすとともに、すこやかな肌の大切な角層バリア機能を低下させてしまうことも。また、肌に過度に付着すると、これらの外的刺激を受けやすい肌状態をつくりやすくしてしまうのです。
マスクや日常のしぐさが肌への刺激となることも!
「外出したら途端にグズグズ…。やっぱりマスクは欠かせない!」という人も多いはず。マスクには花粉などの異物の侵入やそれらが肌に付着するのを防いでくれるとともに、喉を乾燥から守ってくれる効果もあって重宝しますよね。
でもマスクの着用時にも気をつけたい落とし穴が。マスクの不織布やゴムが肌に触れたり、こすれたりすることで肌に物理的な刺激を与え、肌トラブルの原因となることがあるんです。常にマスクを着用している人は、肌を圧迫したりこすれたりする刺激が日常化することで、肌が刺激を受けやすい状態になり、ムズムズ感を引き起こしてしまうことも。掻いてしまうと、さらに肌への刺激となり、大切なバリア機能を低下させる原因に。
また、花粉などの異物が目や鼻に入ることで、ゴシゴシとこすってしまったり、頻繁に鼻をかむことが多いという人も要注意!これも物理的な刺激となって肌にダメージを与えたり、肌にもともと備わる天然保湿因子(NMF)を奪ってしまう原因となりやすく、肌の水分量低下⇒バリア機能低下⇒乾燥⇒肌トラブルにもつながりやすいのです。
日々の生活にも、肌への刺激要因はチラホラ…。“肌に触れる=物理的刺激につながる”ということにも気をつけたいですね。
バリア機能を高めて、冬~春の“変わり目肌対策”を!
その肌トラブル、バリア機能の低下が原因かも!?
飛散物が刺激となって、さまざまな肌トラブルを引き起こすという意外な事実。「もしかして、いつも冬~春にかけて肌不調を感じていたのはこのせい…?」なんて思い当たった人もいるかもしれませんね。
長い冬を過ごしてきた肌は、乾燥によって角質層が固く、分厚くなりやすく、肌内部にまで水分が入っていきにくい状態。さらに、外的刺激によるダメージの影響で、かゆみや乾燥が起こりやすくなって、掻いたりこすったりしてしまうと、肌トラブルを繰り返してしまうことにもつながります。
そんな負のスパイラルを断ち切るために非常に重要なのが、“肌のバリア機能を高い状態に保つこと”。バリア機能を高く保つには、まず角層内の水分量を高め、それをしっかりと保持することが必要です。肌の水分量が高まれば、古くなった角質が正常なサイクルで剥がれ、新たな角層形成がサポートされるため、美肌のサイクルも生まれやすくなって…と良いことづくめなんです!
刺激に負けない肌でいるために。バリア機能をしっかり整えて
肌の水分量というのは、春が近づくにつれ、だんだん回復傾向にあるといわれています。しかし、2~3月はまだまだ湿度が低い日が多く、ちょっと油断した隙に水分不足肌に逆戻り…なんて事態に陥りやすいということも覚えておきたいところ。肌の乾燥状態に加え、飛散物による影響も重なり、春先の肌はバリア機能が低下しやすい状態といえます。
「グズグズ症状だけでも落ち込んじゃうのに、肌トラブルまで…!」と嘆いている人も大丈夫。バリア機能を高い状態に保つための正しいケアをしっかり続ければ、向かうところ敵なし!の肌をちゃんと目指せますよ。
そのためには、十分すぎるくらい、たっぷりの水分補給ケアが決め手。肌の水分量を高め、それをしっかりキープすることができれば、肌のバリア機能も良い状態を保つことができ、外的刺激に負けない、すこやかな肌でいることができるというわけです。
乾いた空気や冷たい外気にさらされることの多い、冬~春の季節の変わり目時期は、乾燥ケアもまだまだ油断大敵。惜しみなく、しっかりと肌に水分を補給してあげることでバリア機能を高い状態に保ち、肌トラブルを寄せ付けない肌を目指して。
たっぷりの水分補給ケアで、万全の春を迎えよう!
外的刺激をブロック!“変わり目肌”保湿のポイントは?
「じゃあ、外的刺激に負けないために、毎日どんなケアをしたらいいの?」、「春は、調子の良い肌で迎えたい!」という人のために、とっておきの“先手必勝・保湿ケア”を伝授したいと思います。
すこやかな肌を目指すためには、肌にたっぷりの水分補給をしてあげることが大切。そのために注目したい成分が、アミノ酸です。実は、アミノ酸は私たちの肌にも存在し、天然保湿因子(NMF)として、肌自らが水分を保持しようとする働きがあるんです。
…となると、アミノ酸を豊富に含む成分を知りたくなりますよね?それはズバリ「ハトムギエキス」。ハトムギエキスは、さまざまな種類のアミノ酸を豊富に含み、私たちの肌のアミノ酸と同じような働きを担ってくれるため、肌の水分量UPを目指せる成分。肌トラブルを未然に防ぐための重要なカギを握る成分といえそうですね。
刺激に負けない!ジェルを活用した美肌キープ術
外的刺激に負けない肌をつくるためにおすすめなのが、ハトムギエキス入りの“保湿ジェル”。肌への水分補給はもちろん、刺激が直接肌に触れることがないよう保護膜で肌を守ることで、外的刺激に負けないすこやかな肌へと導いてくれます。
この保護膜は水分をたっぷり含んだマイクロジェル層と呼ばれるもので、肌のバリア機能をサポートしてくれる頼もしい味方!花粉や黄砂、PM2.5、大気汚染による活性酸素など、外的刺激が肌に付着するのをブロックし、肌トラブルを未然に防ぐ手助けをしてくれます。
春を目前に控えたおすすめのケアは、この“保湿ジェル”を使ったジェルパック。お風呂での洗顔後に、湯船につかりながらたっぷりのジェルで肌をケアするだけ。入浴後は、ハトムギエキス入りの化粧水をたっぷり使用したローションパックの後に、もう一度“保湿ジェル”でお手入れすれば、保湿対策はカンペキ!肌がゆらぎやすい季節の先手必勝ケアとして取り入れて、明るい気持ちで春を迎えたいですね。